陶 芸

conconbe


生き物のような食べ物のような。偶像のような生き物のような食べ物のような。偶像のような精霊のような。実体のような観念のような…。
丸めた土を窯で焼き固めたとき“それ”は宿った。あえて名をつけるとすれば「#コンコンベ」。
目鼻とおぼしき淡白な造形箇所は“それ”を手に取った者の心象を反映する。をつけるとすれば「コンコンベ」。
た者の心象を反映する。
↑色合いは#たまごボーロを思わせる。さっくり、あるいはカリッと、食感にも個性がありそうだ。きっと素朴で優しい甘さにちがいない。
↑例えるなら太古の#土偶や#埴輪に通じるところがありそうだ。
↑怒っているのか…拗ねているのか…。
↑#彫刻や#造形は素材の中から“それ”を彫り出す作業なのだという。
↑↓#コンコンベは1体ではない。万物そこかしこにわらわらと存在するらしい。
田原マサハ(Conconbe House)
【プロフィール】
1993年 沖縄移住。
2009年 国頭郡東村の森の中にアトリエをかまえる。
1990年代 世界各地を旅する。特にアフリカの生命力あふれる美しさに影響をうけ、プリミティブでワンネスな創作活動を、陶芸や音楽を通じて展開。
1998年 『コンコンベ』が誕生。 その不思議な表情が人気を博し、全国各地で展示会も行われる。以来『コンコンベ』はロングセラーのキャラクターに成長する。
音楽活動は”Masaha”名義で展開。自身独自の世界を追求したソロのほか、沖縄ではエスニック音楽の草分け的の旅人ユニット『ディンカドゥンク』、元ネーネーズの「こやまよしこ」とのアコースティックユニット『hanauta』など、幅広く活動。
2000年代 全国各地でコンサートツアー、ライブをおこなう。近年はプロデューサーとしても活動。
2015年より、やんばるの森の精霊たちとともに、新しい時代のための楽曲制作が始まる

ブルーシルエット


凛とした静けさ。荘厳ささえ感じさせる色彩とフォルム。
観る者の心に響いてやまない青の世界観

器の内と表のコントラストが印象的な「ブルーシルエット」シリーズ。
静寂と緊張感をテーマとする世界観が広がる。
凛とした佇まいとエッヂの効いたフォルム。コバルト釉の深い色彩が場を鎮める。
↑丸みを帯びどこか自然の風景を連想させる。
青という色彩の別の風情。
本田伸明(本田星陶所)
【プロフィール】
1981 大阪府生まれ。奈良県で育つ。
2004 沖縄県立芸術大学 卒業
2005 沖縄クチャ・赤土造形企業組合 入社
2012 沖縄県立芸術大学陶芸コース 助手
2015 本田星陶所 設立

E-mail : ichimuan.info@gmail.com